コンサート、無事に終わりまして昨日ブリュッセルに戻りました。
ただこうして吹き比べて、各フルートに新しい発見があったりして、それは良かったなぁと思っています。
友人の家での4泊5日の珍生活。合わせはもちろん、お料理を作るのも楽しかった~!
シャワーが壊れていて浴びられなかったり、冷凍庫が壊れて買ってきた大きなアイスを一気に食べなければいけなくなったり、トイレが流れなくなったり、最終日には電気が使えなくなり部屋が真っ暗だったり。。。トラブル続きでしたが「この家は問題が多いの~」と動じない友人。わたしももっとたくましくならねば!!(笑)
コンサートは2回。とても好評だったようで嬉しいです。演奏後は何人かのお客様が楽器を見にきたり触ったりと、興味を持ってくださった様子。
ただ、ルネサンスから古典派まで、一度にやるということは想像以上にハードで脳みそが疲れ果ててしまい、終演後の写真はゲッソリ(^^;;
ただこうして吹き比べて、各フルートに新しい発見があったりして、それは良かったなぁと思っています。
少し街を歩いたりもしました。
リールはフランスですが、建物や名物などからフランドルと呼ぶのがふさわしいという印象を受けました。
リール駅近くの教会に飾られたクレッシュは独創的で美しかったです。
年内全ての行事が終わって気持ちよく年越し。
明日は元旦のミサで演奏する仕事があります。初めて大きなオルガンと。わくわく♪
音楽で終わり音楽で始まる一年。
幸せ。
今年は本当にたくさん思う事がありました。
特に演奏する側と聴き手の関係について考えさせられました。
スペインに行ったことは大きな出来事で、マドリッドでみたフラメンコの静かな場面、あまりの緊張感に息もできない客席、その空気を感じて、芸術とは表現する側と受ける側、両方があって成り立つものなのだなぁと実感しました。その後ソフィア美術館でみたピカソのゲルニカもそうでした。大きな絶望的な絵をみてどうしようもない気持ちになりました。その絵を展示してある広い会場には沢山の人がいるはずなのにシーンと静まり返って、なのに心のザワザワが伝わってきて、本当に泣いてしまいそうでした。いや、たぶん泣きました(笑)
こうして芸術は受ける側がいて完成するものだとしたら、表現する側は受ける側の心をつかまなければならないし、そういった演奏をすることが自分の目標なのだと思います。
新しい一年、また成長したいです。
それではみなさま、良いお年をお迎えくださいね(*^^*)
さて、わたしはこれからお蕎麦を調達しに日本食スーパーへ(笑)